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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

法華経は佛の正直捨方便と申して真実が中の真実なり

出展:可延定業御書(聖壽五十四歳 昭定八六一頁)
解説:学林教授・中原本門寺住職 光林孝玄

法華経は佛の正直捨方便と申して真実が中の真実なり

 今日私たちが仏縁を頂戴(ちょうだい)し、お唱えさせていただいているお題目。それは、大聖人が「法(ほう)に依(よ)って人(ひと)に依らざれ」との釈尊(しゃくそん)のこ訓戒に則(のっと)られて、広大な仏法(ぶっぽう)の大海の中から感得(かんとく)された、末法万年(まっぽうまんねん)を照らす真の光明であります。
 法華経には、釈尊おん自(みずか)らが、「正直に方便を捨てて但無上道を説く…法久(ほうひさ)しうして後(のち)、要当(かならずまさ)に真実(しんじつ)の法(ほう)を説(と)くべし」と示され、機(き)(教えを受ける人の理解力)に応じて説かれた仏法が、最後の目的地へ進むためには、越えねばならぬ一線(捨方便)がある、そこに真実の道が顕(あらわ)されることをお示しになられました。
 正直・方便・真実という語には、私たちの日常の生活のあり方を見つめる重要な智恵さえ、その中に含まれています。
 仏法で「正直」とは、単に、嘘(うそ)をつかない、隠しごとをしないというような意味あいを超え、み仏の心に素直になり己(おのれ)の心、言行(げんこう)を直して生きることをいいます。自己中心的な生き方とは対極にあることが知られます。「方便」とは、真の目的に至るための手段のことをいいます。
 翻(ひるがえ)って私たちは、日常の中で、本来の目的をいつのまにか見失うことがよくあります。
 物質的な豊かさは確かに大切でありますが、その奥にもつと大切な人生の本筋があることを忘れてはなりません。
 仏天・祖先とともに歩む生活の中に真実の幸福が宿っております。

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