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仏教質問箱布教誌『宝塔』に連載中の「仏教質問箱」より

荒神さまについて教えて下さい。

椿澤日壽

 荒神さまは暴力や悪を退治するために荒々しく怒っている顔をしているので、「荒神」といい、仏と法と修行者の三宝を守るので「三宝荒神」ともいいます。日本の神であり、種々の災難は荒神とその眷属九万八千鬼人の祟りであると民間に信じられ、災難にあわないように家毎に荒神さまをおまつりしたのです。ところが、古来の伝承によると、荒神は最も不浄を忌みきらいます。それで「火」は最も清浄で不浄を除くものなので、荒神は家屋では「かまど」を棲とするようになったと伝えられています。そのために、現在でも「かまど」の神として荒神さまを祭っているのです。

 火は怒ると火災を起こし家を焼きます。また、ガスライターやチャッカマンのない時代には、火種が絶えて火が消えてしまうと、火を起こすことは大変な仕事でした。また「かまど」の火が消えるということは、その家庭の経済生活が破滅したことを意味しました。そのために「かまど」の火を守る神として荒神をおまつりし、「かまど」の火を大切にしたのです。

 日蓮大聖人が述べられたことを記録したと伝えられる御義口伝(昭定2695)によれば、三宝荒神とは十羅刹女(鬼女)のことであるとありますが、これは荒神の眷属が鬼女であるところからこういわれたものです。

 荒神さまをおまつりしている家庭は、お正月には餅・酒・洗米・塩・さかきを供え、法華経・お題目を唱えて、法華経を守護する善神としておまつりして下さい。毎朝手を合わせることも良いことです。法華経を守護するということは、法華経に説かれている仏と教えと、その仏と法を信仰する人の生活を守るということです。

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