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仏教質問箱布教誌『宝塔』に連載中の「仏教質問箱」より

ネパールに法華宗のお寺があると聞いたのですが、詳しく教えて下さい。

府中市 立正院住職・法華宗学林講師 村上東俊






  ネパールには、仏教徒にとって大切なお釈迦さまの聖地が二つあります。釈尊ご誕生の地ルンビニーと、釈尊が幼年期から出家をされるまでお過ごしになられた釈迦族の王城カピラヴァストゥ(カピラ城)があるティラウラコットです。

 ネパールにある法華宗のお寺は、聖地カピラ城跡のお膝元に平成八年に建立された寺院で、「リッショウイン・シャンティビハール」と名付けられました。シャンティビハールとは「平和なお寺」を意味し、この聖地がいつまでも穏やかに平和であるようにとの願いが込められています。

 カピラ城跡は一九六〇年代に考古学的な発掘調査が開始されるまでは、その存在はほとんど知られていませんでした。お釈迦さまの聖地が不明であったとは不思議に思われるかもしれませんが、この地域はヒンドゥー教徒とイスラム教徒が大半で、仏教徒が極めて少ないのが現状です。

 このような状況が、カピラ城を一度は歴史の闇に埋もれさせてしまった原因であったかと思われます。そして、聖地カピラ城跡を二度とこのような状態にしてはならないと、仏跡護持を目的に寺院を建立したのが、東京都府中市・立正院の故村上日源上人でした。現在では立正院の支院としてシャンティビハールは維持・運営されています。

 活動として、「釈尊出城会」「宗祖お会式」などの法要が年中行事としてとり行われています。また、地域社会との交流を深めるために、教育や衣類・医療品の支援が毎年行われ、近隣の小学校や住民にもその活動が少しずつ知られるようになりました。  ネパールのカピラ城跡を一人でも多く知っていただき、ご参詣下さることを願っております。

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