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仏教質問箱布教誌『宝塔』に連載中の「仏教質問箱」より

日蓮さまのお誕生日はいつでしょうか

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 日蓮大聖人のご命日については、弘安五年(一二八二)十月十三日で、この日を中心として各寺院でお会式大法要が行われるため、よく知られていますが、お誕生日については一般の方にそれ程、知られていないようです。

 日蓮大聖人が、ご誕生されたのは、鎌倉時代の貞応元年(一二二二)の二月十六日。安房国(現在の千葉県南部)長狭郡東条郷片海小湊の漁村に漁師の子としてお生まれになりました。

 当時は、現代と違って出生届などありませんので、正確に公式文書に生年月日が記録されている訳ではありません。とくに、誕生日に年をとるのではなく、元日にみんないっせいに一つ年をとったので、一般に誕生祝いをする現代とは違って誕生日はあまり重視されていなかったようです。

 ですから、後世に名を残した偉人でも、誕生日どころか生年すらも諸説があって確定していない場合もあるのです。

 大聖人の場合、ご入滅の記録が残っているので、その年から亡くなられた年齢の六十一を引いて、(数え年なので、六十を引く)生年が算出できました。

 大聖人が自ら写された『授決円多羅義集唐決』という天台の書物(現存)に、嘉禎四年(一二三八)に大聖人が十七歳だったと自ら記しておられることからも、生年が貞応元年と確定されます。

 この年の前年には、鎌倉幕府の執権北条義時に対して、後鳥羽上皇が西国武士や僧兵を率いて兵をあげた「承久の乱」が起き、幕府に鎮圧されています。

 仏教界では、鎌倉新仏教が起こり、浄土真宗を開いた親鸞や曹洞宗を開いた道元などが活躍していました。

 ところで、二月十六日という日については、大聖人の記されたものではありませんが、ご入滅されて約五十年後に著された伝記、『御伝土代』(日道著)に書かれています。この伝記は信憑性が高いと一般にみられており、誕生日はこの日とされています。

 また、二月十六日は、お釈迦さまの涅槃会(二月十五日)の翌日に当たり、大聖人ご自身も、『撰時抄』に「仏の滅後、二月十六日よりは正法の始なり」(昭定一〇一〇)と書かれている、たいへん意味の深い日なのです。

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