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仏教質問箱布教誌『宝塔』に連載中の「仏教質問箱」より

日蓮大聖人はどのようなお人柄だったのですか?

布教研究所助手・見附市 如実院住職 田中隆寛

 大聖人は門下の人たちから供養をお受けになられたときには、返礼の手紙の最初に必ずといっていいほど供養の品々を列記されました。そうして供養の品にことよせて説話を語り、感謝のことばとし、古事や教えを交えながら共歓同苦の文をつづられたのです。懇切な情味あふれるお便りは、数多く保存されて今に伝わっています。

 おことばからは、人間味をおびた、また人情ゆたかな大聖人像が浮かびあがってきます。そこには生きた思想が満ちあふれ、人生教訓に富み、種々の生活倫理が説かれているのです。とくに、師弟、親子、夫婦、兄弟、同僚といった人間関係、人との交流を大切にされました。(聖訓カレンダーの解説をご参照下さい)たとえば、女性信徒が夫や子をなくしたときは、ともに涙を流しながら慰めのことばをつづり、ときには慰めのことばさえかけられず、哀しみのあまり途中で筆をおくことさえあったといいます。

 大聖人は常に人生問題に心を向け、人間を愛されました。立正安国とは、そのご人格あってこその尊いお志なのです。

 「焼米二俵給畢んぬ。米は少しと思食し候へども人の寿命を継ぐ物にて候。命をば三千大千世界にても買はぬ物にて候と仏は説かせ給へり。米は命を継ぐ物也。譬えば米は油の如く、命は灯の如し。法華経は灯の如く、行者は油の如し。檀那は油の如く、行者は灯の如し。」-大聖人-

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