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仏教質問箱布教誌『宝塔』に連載中の「仏教質問箱」より

お数珠について教えて下さい

山本充彦


 普通私たちが使う数珠には百八の小さな珠がついています。木の実や石に穴を開け糸を通して輪にして使っています。インドの昔の言葉サンスクリット語の「ジャパ・マーラー」が原語といわれます。「ジャパ」とは、「呪文を低い声で唱えること」を意味し、「マーラー」は、「輪」という意味です。合わせて「低い声で唱える時使う輪」という意味になります。百八の珠の由来については、私たちが悟りの道へ進む時、それを妨げる煩悩に百八の種類があり、それを一つ一つの珠になぞらえ、お経を唱えながらその珠をなでると、百八の煩悩が消えてなくなるのだと伝えられています。

 この数珠は、インドからイスラム教の地域へ伝えられ、特に神秘主義者スーフィーたちによって、瞑想のための低唱の補助手段として用いられました。イスラム圏には、少数派とはいえ、キリスト教徒がたくさんいました。それによりキリスト圏にも伝わりましたが、「ジャパ・マーラー」を「ジャパー・マーラー」と聞き誤り伝えました。 「ジャパー」は「中国産のバラの花」を意味します。そこでキリスト教徒は「バラの花輪」と訳し、「ロザリオ」とか「ロザリー」「ローゼン・クランツ」などと呼びました、ですからキリスト教の「ロザリオ」の起源は「数珠」であると言われています。

一般的な数珠の由来を記しましたが、私たちの法華宗ではどうでしょうか。

 法華宗の数珠の輪の珠は百十四個あります。その内訳は百八の煩悩の珠に左右の房の元にある親玉は二仏(釈迦・多宝)を意味し二房方の親玉より左右に八番目と二十三番目に四菩薩(上行・無辺行・浄行・安立行の各菩薩)があり、合わせて百十四になっています。法華の数珠の房には二房と三房がありますが、私たちが数珠を用いる時には右手に二房の方を、左手に三房の方を持ちいます。その時数珠を手にした自身が妙法蓮華経の宝塔となり、数珠を持ち祈る時には、仏(釈迦・多宝)法(南無妙法蓮華経)僧(上行菩薩等の四菩薩)がそなわり、仏と同一になるといわれております。また法要の数珠はお題目一万返(一部)を数えるようになっています。

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