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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

佛は人天の主一切衆生の父母なり

解説:学林教授・大久保  本修寺住職 田中 靖隆

佛は人天の主一切衆生の父母なり

 お釈迦さまは人間界や天上界の主君であり、この世に生きる全ての父母なのです。

 お釈迦さまには三つの徳がそなわっています。それは私たちを救う「しゅ」の徳、導く「」の徳、愛する「しん」の徳という「三徳」です。だいしょうにんはこの三徳の中でも、とくに親徳こそがお釈迦さまの本質とされ、『とう鈔』に示されました。

 この『祈祷鈔』のテーマは「感謝と報恩」ですが、私自身この気持ちが薄れることがあり、自分でもよく反省します。

 今生活できているのは檀家さんはじめ、たくさんの方のおかげであること。コレステロールは高めですがおおむね健康な体があります。日本という国、そしてこの美しい国土にも感謝しなくてはいけません。安全で衣食住が満たされ、体調が悪ければ病院にも行けます。大聖人の時代のように宗教や考えの違いで暴力を受けたり、追放されたりすることもありません。足りないものを数えていたらきりがありませんが、自分に今あるものを考えたら元気が出てきます。

 お釈迦さまは、私たちがあらゆることのおかげさまを実感し、感謝する心を持つことをじっと待ち、たえず教え導いています。いくつになっても、にいても、修行が定まらない時にも常に見守ってくださるお釈迦さまの親徳を感じますと、有難くお題目を唱えずにはいられません。

 一切衆生の父母を持てること、なんと幸せなことでしょう。

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