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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

諸薬の中には南無妙法蓮華経は第一の良薬なり

解説:学林教授・大久保  本修寺住職 田中 靖隆

諸薬の中には南無妙法蓮華経は第一の良薬なり

 お題目は一切のお経をすりつぶし、固めたがんやくで、心の病を救う良薬です。

 仏さまの教えが、今も世界中の人の「心のお薬」となっているのは、その時その人の悩みに合わせて説かれたためです。このように他の人の心にしたがって説いた教えを「ずい」といいます。

 一方で、仏さまは死期が近づき、これだけは言っておきたいと、自分の心のままにお話しされた「ずい」の教えもあります。法華経がこちらで、難解といわれるのも、このためです。

 私は「傾聴(とにかく人の話を聴くこと)」ということを少し学んでみて、この他人の心に随う、寄り添うということがとても大切で難しいことなのではないか、と感じています。人様の話を、否定せず、意見せず、質問せず、とにかく一生懸命聴くと、少しその人の状況が想像でき、どんなにつらい状況か、どんなに一人で我慢しているのか、とほんの少しわかることがあります。

 話を聴いて、想像して、心に寄り添うというのは人間だけに与えられた能力なのかもしれません。

 私が努力したいと思っているのは、ともかく人の話を聴こうとする時は自分の小さな気持ちの枠に人の話を収めようとしないということです。

 仏さまが何千年も昔に、今の自分と同じ悩みを持つ人に説いた話に気持が救われるのは、時間を超えて国を越えて「私もそうだったよ。」と言われている気がして不思議な安心した気持になります。

 そして南無妙法蓮華経はいつでも手元にあるありがたいお薬です。

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