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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

一生は夢の上、明日を期せず

出展:四条金吾殿御返事(昭定一三六二) (五六七字)
解説:布施義高

一生は夢の上、明日を期せず

 万民に必ず訪れる「死」と真正面に向き合うことは、今生に享けた生命の灯火(ともしび)をどのように燃焼させ、いかなる目的をもって人生を全うすべきかを問いかけることに他なりません。
「先ず臨終のことを習うて後に他事を習うべし。」―大聖人―
 私達の生命は、現在世のみならず過去世から未来世へと連なる時間の流れの中にあり、本来は本仏釈尊の大慈悲の懐(ふところ)にありながらも、そこから乖離(かいり)して六道の迷いの世界を彷徨(さまよ)った状態にあります。
 そして、今生に人身を受け、遇いがたき本仏釈尊の真実の仏法、本門法華経に逢着し得たことに感謝のまことを捧げ、南無妙法蓮華経の信仰を専心に貫き通し、本来の自己(仏子(ぶっし))への蘇生を目指すところに人生の大眼目があるのです。
 人生は、容易に苦悩から脱し難く、時に辛く目を背けたくなる現実に直面することさえあります。しかしながら大聖人は、儚(はかな)く夢幻のごとく過ぎ去る人生の中にあって、法華経に「生々世々(しょうじょうせせ)値遇し頂戴」(開経偈(かいきょうげ))する志しをもち、信を貫徹することこそが一番の肝要であり、そのような心持ちで人生を送る時、その一刹那(せつな)一刹那、一齣(いっせき)一齣が、真に「千金の重み」をもつものに昇華することを教えられているのです。
―今身より仏身に至るまでよく持ちたてまつる本門寿量品の肝心、南無妙法蓮華経―
とは、信仰者のあるべき心の持ちようを象徴した本宗の指針であります。

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