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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

命と申す物は一切の財の中に第一の財なり

出展:事理供養御書
解説:法華宗学林講師 門谷東生

 私達はよく「命あっての物種」などといいます。なにごともまず命があってのこと、死んではなんにもならない。命はすべてのものだから大切にしなさいという意味です。
 日蓮大聖人も「いのちと申す物は一切の財の中に第一の財なり」と、教えて下さいました。しかしまた一方で、大聖人は衣、食など物を非常に大切にしておられます。一般的には仏道修行に入れば、質素な生活を心掛け、物質的なものに対しては厳しい倫理性を求められましたが、大聖人は物質的なものの価値を高く評価しておられます。「人にも二つの財あり。一つは衣、二には食なり」と申され、衣服の効用については「さむさをふせぎ、あつさをさえ、はぢをかくす」(衣食御書」、また食物は、「一には命をつぎ、二にはいろをまし、三には力をそう」(食物三徳御書)と述べておられるようなところにそれが拝察できます。
 私達は「南無妙法蓮華経」と唱えます。「南無」とは「帰命」ということです。「帰命」とは我が命を仏様に奉るということです。裕富な人も、そうでない人も、命という財以上のものはないのです。自分が飢えている時でも、たった一つある食物を捧げ、着ているものを脱いででも供養しようとする心が起こればどうでしょう。大聖人は信者の方から、例えば白米が贈られれば、「白米は白米にあらず、すなわち命なり」と喜こんでおられます。
 私達が心底からそのように自覚し、お題目を唱え、信心に励むとき、おのずからその行ないも変ってくるでありましよう。

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