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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

人の衣服飲食をうばへば 必餓鬼となる

解説:西山英仁

人の衣服飲食をうばへば 必餓鬼となる

 このお言葉は、文永九年(一二七二)三月、時に五十一才の大聖人が、流謫の地、佐渡から門下一同に宛てられた『佐渡御書』の中の一節であります。

 我々の内側に棲む「餓鬼」の心の醜さ、あさましさを誡め、厳格なる態度を以て仏道修行に邁進し、おのれの切磋琢磨につとめるべきことをご聖訓は教えております。

 私達の心の中には、「餓鬼」をはじめ、地獄・畜生・修羅・人間・天上・声聞・縁覚・菩薩・仏の十種の世界(十界)が具わります。ご聖訓中の「餓鬼」とは、私達に潜む「貪り」の心を意味しているのであります。

 俗に人間の欲望には際限がないと言われます。みずからの渇いた心、「飢え」を満たすために、他人の衣服や飲食をも強奪する心のあり方は、心の中に宿る「餓鬼」を剥き出しにし、醜悪な姿をさらけだしたものに他なりません。衣服飲食に限らず、人の大切なものをかすめ取る精神も「餓鬼」に通じると考えられます。

 「餓鬼」の心を野放しにすることは、み仏の救いに与かる上で、大きな障壁となります。大聖人は、私達へ、常に自己の心のあり方を厳しく見つめ、法華経(お題目)への「信」という崇高なる行為を持続すべきことを教えておられるのです。

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