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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

一乘の羽をたのみて 寂光の空をもかけりぬべし

出展:盂蘭盆御書(昭定一七七六)
解説:村上東俊 学林助教授・多摩 立正院住職

一乘の羽をたのみて 寂光の空をもかけりぬべし

 お盆が来ると全国各地でご先祖さまをもてなす準備が慌しく行われ、精霊をお迎えして菩提寺の住職を招き、お経を頂戴してご先祖を供養します。この一節は大聖人が僧である治部房日位の祖母に宛てた御書です。
 「一乗」とは一仏乗ともいわれ、人々を乗物にのせて仏さまの悟りの世界に連れて行くことに譬えたものです。かって『法華経』が説かれる以前は、全ての人々が仏になることができると考えられていませんでした。しかし、お釈迦さまが『法華経』の説法によって、はじめて私たちが等しく仏になることができると証明されたのです。『法華経』が古来から諸経の王と謳われる理由の一つがこの一乗の教えが説き示されているからなのです。
 鳥は羽がなければ空を自由に飛ぶことはできません。しかし、大空に舞い上がるためには翼の力が必要です。私たち人間も一人の力は微力ですが、一乗の羽の力をかりて『法華経』の甚大なる功徳によって本仏釈尊の世界(寂光)へ行くことができるのです。
 大聖人は『法華経』を信仰することによって過去無量の先祖を成仏させることができ、また孫の治部房が法華経の行者であるから、孫に導かれて祖母自身も必ず成仏することができるであろうと仰せになったのです。
 末法現代においては、南無妙法蓮華経のお題目を唱え受持することが羽を授かることであり、本仏釈尊の世界に私たちが舞い上がることのできる唯一の方法であるのです。

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