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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

十方世界の諸仏は自我偈を師として仏にならせ給ふ

解説:門谷東生

十方世界の諸仏は自我偈を師として仏にならせ給ふ

 建治元年(一二七五)四月、大聖人さま五十四歳の時、身延から曽谷教信(入道して法蓮日礼という)へ贈られた書状の一節です。

 曽谷氏は下総(現在の千葉県北部と茨城県南西部)における大聖人さまの有力な檀越で、越中にも所領を有していました。

 教信は孝養にも厚く、慈父の十三回忌に当たり供養の品を大聖人さまに捧げ、追善のため法華経五部を転読し、また慈父が亡くなってから十三回忌まで、お自我偈を毎朝読み続けてきました。これに対して大聖人さまは「これこそ実の孝養にては候なれ」と称賛しておられます。

 一方、毎朝読誦されるお自我偈の功徳は究め尽くすことのできないほどの広大無辺なものであると示されています。法華経はお釈迦さま一代聖教の骨髄であり、お自我偈は法華経二十八品の魂(たましい)なのです。

 そのお自我偈を聞いて仏になった人を数えてみれば小千・大千・三千世界を微塵にした程であると説かれています。十万世界の諸仏も皆過去の世において、お自我偈を聴聞したこと、すなわち法華経の成仏の種を植えられ、それが熟して成仏の果実を結ばれた(仏になられた)というのです。

 自我偈を師として仏にならせ給うと示されたなかには、法華経以外の経々では本当の成仏の種子にてならないということを含んでおられるのです。

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