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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

掌をあわせ法華経を信ずべし

解説:松吉範員

掌をあわせ法華経を信ずべし

 このお言葉は建治元年(一二七五)八月四日に、乙御前の母である日妙尼へ送られたお手紙の一節です。

 日妙尼は何人の奥方であったかはっきりしませんが、その息女(乙御前)が幼少の頃伴って大聖人様を慕い、佐渡を訪問され教えを乞うたことがあり、大聖人様から「日本第一の法華経の行者の女人なり」といわれて「日妙」という法名を頂いた方です。 その息女乙御前は、未婚のまま尼僧となりました。大聖人様はこの母子に深い同情と慈愛の眼を寄せておられます。

 このお手紙には一切の宗教は勿論、仏教の中で一番法華経が、他経に勝れる功徳があり、その法華経の行者である大聖人様は本仏釈尊のお使者であり、その大聖人を信ずる者には、諸神が守って下さることをお説きになり、心を強くして法華経信心をつらぬかれるよう励ましておられます。

 そして二度目の蒙古襲来を予言され、その場合の我が国の受ける被害は一回目の文永の役の時より大きなものになるであろうということを述べられ、そうなれば、以前大聖人さまを迫害した人々も、心の底から合掌して法華経を信ずるようになるであろうと記しておられます。 この「掌をあわせ法華経を信ずべし」とは、手の指十本を、地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人間界・天上界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界という十の段階の世界をあらわすものと見て、これを一つにあわせることによって成仏の姿をあらわして法華経を信じ、心は勿論口にも、身(行動)にも、お題目を唱えるべきことを教えておられるのです。

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