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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

本心と申すは 法華経を信ずる心なり

出展:兄弟抄(昭定九二二頁)
解説:学林教授・中原本門寺住職 光林孝玄

本心と申すは 法華経を信ずる心なり

 法華経(ほけきょう)の如来寿量品(にょらいじゅりょうほん)では「良医治子喩(ろういじしゆ)」が説かれます。父(良医)の不在中に誤って毒薬を飲み、「本心」を失った子どもたちを救うという有名な譬(たと)えです。
 そこでは、毒気が深く入り本心を失って良薬(ろうやく)を飲まぬ我が子を助けんがために、父は方便(ほうべん)として、使いを遣わせ「自身の死」(非滅現滅(ひめつげんめつ))を知らせます。ようやく、父の悲報に接した子どもたちは、ようやく、悲しみの果てにめざめて(心遂醒悟(しんずいしょうご))、本心を取り戻し、遺(のこ)された「良薬」を服して、ついに父親との再会を得たと説かれています。
 大聖人は、この譬えを今(末法(まっぽう))の時代と重ね合わせて、父親(良医)とは本仏釈尊(ほんぶつしゃくそん)(永遠のお釈迦さま)。毒気の深く入った子どもたちとは、末法の私たち。良薬とは本仏釈尊が留め置かれた色・香・美しき味、皆備(そな)わりし、擣(つ)きふるい和合(わごう)せる万病一薬の「お題目」。そして、父が遣わした使いが、かつて釈尊に末世の法華経布教の約束を結ばれた仏使(ぶっし)(本化地涌菩薩(ほんげじゆぼさつ))、すなわち日蓮大聖人とその門下の僧侶-とお示しになられています。
 今、私たちが法華経にご遺言された良薬=南無妙法蓮華経を服するとき、そこには必ずや久遠(くおん)の命の中に生きる釈尊と私たち末代凡夫(ぼんぶ)との尊く深厚なる絆(きずな)(因縁(いんねん))の自覚が喚起(かんき)され、麗しき心の蓮(はちす)に邂逅(かいこう)させていただけるのです。

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