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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

花は根にかえり 真味は土に留まる

出展:報恩抄
解説:鈴木昭吾

 この聖句は、日蓮聖人の師道善房のなくなられたのに対し捧げられた報恩抄の末文の一節である。
 ダリヤの花が美しい花を競い、水仙の花は清楚に咲きかおるも、散れば葉も茎も次第に枯れて、球魂のみが土に残り、生命のもとは土中に埋もれてしまう。やがて春来りなばまわりの土の栄養をエネルギーとして陽光を受けて芽を出し花を咲かせていくものである。
 私たちの人生も祖先や先輩たちの輝かしい努力によりつみかさねられた文化遺産や信仰の功徳によってより幸せの人生を送ることができる。自分自身が豊かな心で生活をおくることは、なかなかむづかしい。先人もまたそのけわしい道をたどりながら功徳を積んでいかれたのである。したがって私たちが築いていく、信仰の功徳や、それによって生ずる社会奉仕の功徳もまた祖先への報謝として捧げられるべきものである。
 お盆になると、日本全国仏教徒になるといわれるほど、お墓まいりや祖先供養が行なわれているが、長い先祖からの美わしい仏統を受けついでいきたいものである。
 私たちは祖先の功徳を背においつゝ日常を送るものであり、祖先と離れた自分の存在は考えられないものである。

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