• ホーム
  • 法華宗(陣門流)とは
  • 法華宗の行事
  • 法華宗寺院
  • お問い合わせ

日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

佛弟子は必ず四恩を知って知恩報恩を報ずべし

出展:開目抄(聖寿五十一歳 昭定五四四頁)
解説:学林教授・中原本門寺住職 光林孝玄

佛弟子は必ず四恩を知って知恩報恩を報ずべし

 佐渡塚原の地にて、雪中、生命の危機にさらされるなかで、門下に自身の魂塊(こんぱく)を留めんと遺(のこ)された「一期(いちご)の大事」、『開目抄』からの一節であります。
 このこ聖句は、ご自身の仏弟子としての使命が、恩に報いる心から溢(あふ)れ出た慈愛の孝道であることを明かされ、また、人の人たるための大道は、恩を知り、恩を感じ、恩に報いる歩みの中にあることをご教示下さっています。
 恩という文字は「因」の下に「心」と書きます。私たち一人ひとりは、因縁の中に紡(つむ)がれ、生かされています。その因縁に感謝する心を持つことが大切なのです。
 この恩には、四つの恩(四恩)があります。ー私たちを育(はぐく)む「父母(親)」への恩、共に今生を歩む「衆生(社会)」への恩、私たちが住まう社会における「国王(国家)」への恩、そして、すべての生命を善導する「三宝(仏・法・僧)」への恩。
 私たちの社会は、近代化の歩みのなかで、いつの頃からか、「恩」という徳目が軽視され、ひきかえに、すべてが「あたりまえ」という驕(おこ)りや錯覚がはびこり、社会から、人間として最も大切な筈(はず)のぬくもりを削(そ)ぎ落としてきたのではないか、と感じることがあります。
 私たちの心を、足下(あしもと)を、社会を、明るく灯(とも)すためには、「ご恩」「おかげさま」の心を決して失ってはなりません。

一覧に戻る

上へ戻る