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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

父母の恩の中に慈父をば天に譬へ悲母を大地に譬へたり

解説:松吉範員

父母の恩の中に慈父をば天に譬へ悲母を大地に譬へたり

 このお言葉は大聖人様が、佐渡へご配流(流罪)になり、ご苦労をされた際、信者となり、給仕奉公された阿佛房(遠藤為盛)が後年、身延の大聖人様を訪れた時、その妻千日尼の手紙に対するご返事の一節です。

 阿佛房は、伝説によると、承久の乱により順徳上皇が、佐渡配流の時、お伴をしてきた警護の武士で、上皇崩御後、夫妻共入道・尼となり念佛を唱え、上皇の冥福を祈っていた。

 ある日阿佛房は、念佛を批判される大聖人に詰問するため、やってきましたが、諭されて夫妻共に大聖人様の信者となりました。このお手紙は千日尼が「女人成佛」について教えを乞うたものへのご返事であります。

 まず、法華経伝来の歴史をとき、経文をひいて、法華経が余経より勝れていることを説き、大聖人様の法華弘通は女人成佛を説くことが大きな目的と述べられ、ご自身この世に生を受けて、諸恩を感じておられるが、一番は父母への思いで、父母は天地のようにどちらも大切であるが、母への恩報じは、仲々できないといわれています。 他経では、母即ち女人の報恩成佛を説いていない。法華経だけが、女人の成仏を説いているのです。

 そして千日尼の佐渡以来の大聖人様のご供養を感謝し、成仏が間違いなく決定するとおしえておられます。

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