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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

法華経を持つ人は 父と母との恩を報ずる也

出展:上野殿御消息(昭定一一二七頁)
解説:学林助教授・岡崎 長福寺住職 牧野真海


 このお手紙で大聖人は、四恩(国主・衆生・三宝・父母)に対する報恩感謝を示され、とりわけ両親への報恩の大切さを強調して説かれました。
  「父母の赤白二渧和合して我身となる。母の胎内に宿る事(略)三十七度死るほどの苦しみあり。産み落とす時、たへがたし」
  とあるように、わたしたちはすべからく母の苦しみをもって生まれおち、両親の慈愛と養育なくして成長することはかないません。
  しかし、健やかに育ててくれた両親も、自我の芽生えとともにうとましく感じたり、時には反発して親子喧嘩になったりと、誠に人間は身勝手な生物ですね。
  筆者にはこの春三歳になる娘がいます。毎日本堂庫裡を走りまわり、親の言うことなど聞く耳もたず、危ないものが大好きです。しかし、自分もかつてはこのように親を冷や冷やさせていたと思えば、怒る気にもなりません。むしろ親の恩を忘れて口ごたえばかりしている自分が恥ずかしくなります。
  法華経では、他の経典では説かれなかった「女人成仏」が説かれます。生きとし生けるものすべてが仏さまのご恩に浴することができるのは、この法華経あればこそなのです。法華経を信仰することは、すなわち四恩に報ずることであり、知らず知らずのうちに、両親への報恩もなしていることになります。
  とはいえ、父母の恩は常に心のうちに留めておきたいですね。

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