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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

正月の一日は日のはじめ月の始めとしのはじめ春の始め

解説:田中豊隆

正月の一日は日のはじめ月の始めとしのはじめ春の始め

 このお言葉は、大聖人様が弘安四年(一二八一)の正月一日に重須殿女房より蒸餅百まい、お菓子一篭のご供養をお受けになられたことに対する、ご返礼のお手紙の一節であります。

 大聖人様はお手紙のなかで、地獄も仏も共に私たちの心のなかに存在するものとお示めしになっておられます。

 子供たちから地獄ってどこにあるかと時々聞かれます。

 仏教では、私たちの心のなかに十界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上・声聞・縁覺・菩薩・仏の十の世界)が在ると説きます。これは心の持ち方の迷悟・善悪を標準として、人間の境界を十種に分類した世界で、これらの世界は固定的なもので無く、心の持ち方により常に変化するものであります。自分の父母を軽蔑し、なおざりにしたりする心を持てばその人の心のなかは地獄の世界となり、尊敬の念で大切に思う心を持てば仏の世界となります。

 末法の世の、法華経を目の敵とばかりに思う人々のなかにあって正月一日に法華経にご供養される人の心のなかは、本仏の世界であるとお讃めになられております。

 元日は古くから、全てにおいて節目とされ新たな始まりです。”始めが肝心、始めよければ万事よし”と始めの大切なことを誡められております。信仰も同様であります。正月一日の唱題行の大切さを自覚いたしましよう。

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