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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

慢のはたほこをたおし、忿りのつえをすてて、偏に一乗に帰すべし

解説:学林教授・大久保  本修寺住職 田中 靖隆

慢のはたほこをたおし、忿りのつえをすてて、偏に一乗にきすべし

 弘長三年(一二六三)三月、伊豆の流罪がゆるされ、鎌倉へ戻った大聖人が四十二歳の時に信徒に向け述作された『持妙法華問答鈔』。

 タイトルが表す通り、問答形式で法華経の功徳について説かれています。今月の一文は最後の五番目の問答で、どのように法華経を修行すればよいのでしょう、との問いに答えたお言葉です。

 思いあがった心を静め、腹を立てず、正しい信心を養うことが大切です。と、お示しになっています。

 うーん、これは難しい。私は思い上がっては家族にしかられ、腹を立てては倍返しにあっています。これができる方はもう仏さまレベルなのではないでしょうか。この文は以下のようにつづきますが、こちらのほうが私の好きな一文です。

 「みょうもんみょうこんじょうの飾り」

 名声やお金は今生の飾りですからあちらの世界には持っていけませんよ、と書いてあります。とくに、お金=「蔵のたから」はお墓に持ってはいけません。亡くなった時に持っていけるものは功徳という「心の財」です。

 生前に家族のため、人のため、先祖のため、どれだけ「人のため」になることができたでしょうか。

 直接何かして差し上げたり、お金を援助するのもよいことですが、会えば笑顔を向ける。遠方の人をどうしてるかなと思う。やまいの人を今日は眠れたかな、食べられたかなと思う。亡くなった人の思い出話をする。こんなことも「心の財」になると思います。いつか自分も生を終えた時にあちらに持っていききれない程の功徳を積むような人生を歩めたらなあと思います。

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