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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

さいわいは心よりいでて我をかざる

解説:学林教授・大久保  本修寺住職 田中 靖隆

さいわいは心よりいでて我をかざる

 善い行いは心から生まれて、その人を飾り幸せにします。

 本年初めのお言葉は、駿河の重須殿女房へてたお礼状からの一文です。重須殿夫人は還暦を迎えた日蓮大聖人にお餅を食べていただこうと、お正月に蒸餅を百枚ご供養されました。身延の山奥、ましては雪深い季節、誰も訪ねる人もなく、淋しいお正月を迎えようとしたところの贈り物、病身の大聖人にとって何よりのお心づかいだったと思います。

 仏教には「ないくん」という教えがあります。これは善い心持ちは、自身の内から外にかおって、外からの(仏さまからの)お守りがある、という意味です。心持ちの善い方は、お顔の相や雰囲気までよいなあと思ことがたくさんあります。

 年齢を重ねていくと、美醜は関係なくどのように生きてこられたか、ということが、お顔や雰囲気にとても出るような気がしています。

 そして、顔というのは変わるものだなあと、つくづく思うことがあります。気づかせてくれるのは写真です。私のいる本修寺では、三月の鬼子母神さまの行事の日に、来られた方全員での集合写真を、役員さんが撮ってくださいます。毎年三月の自分の写真を見ると満面の笑顔ができている年、悪だくみをしている顔の年、・・・色々です。全員集合して、はいチーズ。自分ではここ一番のとっておきの顔をしているつもりなのに、です。

 お寺にご参詣くださる方々のように、ニコニコと雰囲気のよい方の周りには、不思議とよい人や気持が集まっています。このようなことも外からのお守りといえるのではないか、と思っています。

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