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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

親は十人の子をば養えども 子は一人の母を養うことなし

解説:布施義高 学林教授・青山持法寺裡

親は十人の子をば養えども 子は一人の母を養うことなし

 「子は親を選んで生まれてくることができない」と耳にすることがあります。しかし、仏教の因縁の法則は、親も子を選び、子も親を選んで、今生の巡り会いがあることを教えております。そして、一生を通して、一人一人が親から受ける恩恵の重み、その深大さは計り知れません。「子孝ならんと欲して親いまさず」私達は、恵まれた環境にあればあるほどに、あたり前のような錯覚に陥りやすいのかも知れませんが、この世の中で、親心ほどありがたいものはないのです。今月のご聖訓は、そのことを教え示されております。「夫れ老狐は塚を後にせず。白亀は毛寶が恩を報ず。畜生すら斯くの如し。況や人倫をや。」-大聖人-
父母の恩の甚大さを実感することは、同時に、父母への孝養の大切さを噛みしめることに他なりません。
私達一人一人やその親をも含め、万民に等しく親心を注がれる教主が、本仏釈尊であります。南無妙法蓮華経は、本仏の親心が形に表れた、父母の成仏を確証する「内典の孝経(報恩経)」=法華経の肝心を意味します。真の孝養は法華経によってもたらされるのです。
ここに、個々が、法華経の信仰によって人生の意義を正しく見定め、折々に菩提寺やご本山に関わり、仏法に触れることの大切さ、さらには、亡き父母、先祖の後生を扶ける追善供養を営むことの大切さが、あらためて認識されるのであります。

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