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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

孝と申すは高なり 天高けれども孝よりも高からず

出展:開目抄(昭定五四四頁)
解説:学林助教授・岡崎 長福寺住職 牧野真海

孝と申すは高なり 天高けれども孝よりも高からず

 今月の聖訓は、大聖人の著作の中でも最重要とされる三大部の一つ、『開目抄』の一節です。
 文永八年(一二七一)九月、大聖人は佐渡へ流罪となりました。居住地の塚原三昧堂は朽ち果てた草庵で、冬は雪に埋もれ、流刑とは名ばかりの凍死刑だったのです。大聖人はその佐渡の地に命果てることを覚悟し、「日蓮のかたみ」として翌文永九年二月に開目抄を著されました。「開目」とは後に著された『報恩鈔』に、
「日蓮が慈悲広大ならば、南無妙法蓮華経は、万年の外未来までもながるべし。日本国の一切衆生の盲目を開ける功徳あり」
 とあるように、唱題こそが未来にわたる仏教の実践であり、またその法華経弘通の行者こそ日蓮なれと気付き・感じ・目を開くように、伝えようと題名に用いられたのです。
大聖人はその中で、忠や孝という儒教の考えを引きあいに出し、孝は天より高く、地よりも厚いと述べられます。
 忠や孝などは仏教以外でも説かれますが、仏教に帰依した者、つまり仏教徒はさらに「恩を知り、恩に報いる」ことが大切だと説かれます。これを「知恩報恩」といいます。
忠・孝などを経て、恩を知る。大聖人の御心の神髄(しんずい)が感ぜられますね。

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