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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

但法華経計りこそ女人成仏 悲母の恩を報ずる実の報恩経にては候え

解説:施義高

但法華経計りこそ女人成仏 悲母の恩を報ずる実の報恩経にては候え

 「親ごころ」程ありがたいものはありません。子を厳しく教え導く父(慈父)と、常に温かく抱きとめる母(悲母)。父性と母性という両つの無償の愛情に育まれ、人は一個の人間に成長いたします。殊に「十億の人に十億の母あれど、我が母にまさる母あらめやよも」と詠まれるように、個々にとって母親のぬくもり程、ありがたさに涙するものはございません。

 私達が父母への報恩として、実践すべき最も肝要な徳目は「孝養」であります。そして、父母への至上の孝養を成し遂げ得る報恩経(内典の孝経)が法華経なのです。

 法華経の提婆達多品では娑竭羅龍王の娘である八歳の竜女が、仏前に参詣して如意宝珠を捧げ、法華経の力(経力)によって、即身成仏いたします。これによって、それまで成仏を否定されていた女人の救いの道(女人成仏)が初めて確証されるのです。加えて、如来寿量品では本仏の大慈悲による全ての生命の、まことの救いが顕されます。

 このような法華経の無上の功徳を包含し、末法の「今」に留め置かれた本仏の「親ごころ」が、「本門寿量品の肝心南無妙法蓮華経」なのです。

 右のお言葉から、個々が敬虔な信仰をもち、亡き人の法華経の不可思議の経力を棒げる「追善供養」の大切さが、あらためて心の中で反芻されましょう。父母への孝養(報恩)の第一義はここにあるのです。

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