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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

明かなること日月にすぎんや浄きこと蓮華にまさるべきや

解説:学林教授・大久保  本修寺住職 田中 靖隆

明かなること日月にすぎんや浄きこと蓮華にまさるべきや

 この世で日輪や月光より明るいものはなく、蓮華よりしょうじょうなるものはありません。

 今月のお言葉は、ぶんえい八年(一二七一)五月、日蓮だいしょうにん五十歳の時、四条金吾夫人の日眼女にてたお手紙からです。

 四条氏は夫婦共にとても熱心な法華信者でした。その夫人が懐妊した報に接した大聖人は、お二人のお子であるならば法華経の魂を継ぐふくがきっと生まれてくることでしょう、と祝福されました。

 そして、このお手紙に妙薬を添えて差し上げます。この妙薬とは「護符」のことです。護符にはお札のように家屋にるものもありますが、日眼夫人に差し上げたのは、内服するものと伝えられています。

 この法華経の妙薬を内服し、夫人は無事に女児を出産し、大聖人はこの子につきまろぜんと命名して名づけ親となりました。

 私も子どもの頃、祖母がどこからか戴いてきた小さなお札を母が燃やし、その灰を、怪しいなあと思いながら、水で飲まされた記憶があります。

 そんな私も住職になり、安産祈願の腹帯と護符を書く機会を頂くようになりました。腹帯はいぬの日に巻くものに、お題目を書き巻いてもらいます。

 護符は、オブラートにしょくべにを使ってきょうもんを書いて作り、それを、臨月に入った時と、陣痛が始まり病院に入った時、そして産後(止血のためと言われています)と三回に分け服用します。

 子どもの守り神のじんさまの前でお経を唱え、お母さんになる方に差し上げました。毎月伺うお参りで、生まれたそのお子が日々元気に大きくなる姿を見ると、とても嬉しく、その成長がすこやかなものであることを祈らずにはいられません。

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