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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

草木は雨ふればさかう 人は善根をなせば必ずさかう

出展:上野殿御返事(昭定一七二九頁)
解説:学林助教授・岡崎 長福寺住職 牧野真海

草木は雨ふればさかう 人は善根をなせば必ずさかう

 弘安(こうあん)三年(一二八○)正月、「上野殿(うえのどの)」こと南条時光(なんじょうときみつ)から年賀供養として贈られた蒸(む)し餅(もち)・清酒(すみさけ)・山芋(やまいも)・柿などの品に対する返礼のお手紙です。
 南条氏は駿河国富士郡上野郷(するがのくにふじぐんうえのごう)あたりに所領をもち、時光とその母「上野尼(うえのあま)」は折にふれては、さまざまな供養の品を大聖人に届け、厳しい身延での生活を支えました。今月の聖訓をその前段から読んでみましょう。
  「花は開(ひら)いて果(このみ)となり、月は出(いで)て必ずみち、燈(ともしび)は油をさせば光を増し、草木(くさき)は雨ふればさか(栄)う、人は善根(ぜんごん)をなせば必ずさかう」
 ともしびは、油を注ぐことで輝きを増す。草や木は、天の恵みの雨を受けてその緑や艶(つや)を深め、豊かな大地の源(みなもと)となる。
 私たち人間は、「善根」を積むことでその人格的・精神的向上がかなうことを教示されています。
 では、「善根」とは何を指(さ)すのでしょう。辞典で検索すると、「良い果報(かほう)を生ずる善因(ぜんいん)・善行(ぜんぎょう)」とあります。
 上野殿(南条時光)にたいして、法華経を信仰することは、何にも代えがたい善行であり、その法華経の行者である「日蓮」に帰依(きえ)し、供養することは最上の善根であることを示されているのです。
 現代に生きるわたしたちは、直接生身の大聖人に供養することはできませんが、日々のなかで家庭のお仏壇に向かい「南無妙法蓮華経」を口唱することは、けっして無理ではありません。
 お仏壇に掌(て)を合わせましょう。「南無妙法蓮華経」と唱えましょう。

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