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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

人に物をほどこせば我が身のたすけとなる

解説:学林教授・大久保  本修寺住職 田中 靖隆

人に物をほどこせば我が身のたすけとなる

 人に物を施せば、そのどくはやがて良き縁となって自分の助けとなります

 大聖人五十七歳の時、のぶ山でお書きになったとされる『食物三徳御書』からの一節です。

 この御書はタイトルが示すように、食べ物の功徳について書かれたものです。大聖人は食物には「命をつぎ」「いろをまし」「力をそう」三つの徳があると説かれています。

 最初の「命をつぎ」とは、生命を維持させることです。

 次の「いろをまし」。これは最後の「力をそう」との関連から考えると、顔や体の色つやを増すことをいいます。色つやはその人の生命が旺盛であるかどうかのバロメーターです。

 第三の「力をそう」は、色つやの外面の姿に対して、内面からの力、生きる力のことです。この「力」が外に「いろ」となって表われてきます。

 人間は光合成ができないので、食べた物で身体が作られています。今日の食事が明日の自分の身体を作ります。

 この御書を読んで最初に頭に浮かぶのは、各寺院のお勝手の方がたと学林中お世話になる総本山のお勝手の方がたのことです。

 行事のたびに、お忙しいなか、沢山の心づくしの美味しいおかずを参拝の皆さまにと、作ってくださいます。そこには季節や、参拝者の年齢や性別を考えた思いやりが随所にあふれています。

 そして、総本山のお勝手の方が、学林開講中の四十日もの間、三度三度工夫をらした美味しい食事を作ってくださり、唯一の楽しみで大きな励みになっています。また、「カレーライスのお代わりが少なかったけど体調が悪いのでは?」と食事の様子から、いろんな心配をしてくださり、見守られている安心とありがたさを感じます。

 どなたかを喜ばせる、そして人の楽しみを自分の喜びとして感じることができること、これもの供養といえると思います。

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