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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

花は開いて果となり 燈は油をさせば光を増し 草木は雨降れば栄う 人は善根をなせば必ず栄う

出展:上野殿御返事
解説:法華宗々学林長 柴田日見

 近代文明の物質主義に毒された人たちの中には、宗教を非科学的・非合理的と考え、更には「宗教は亜片なり」と極論する者さえある。しかし果してそうであろうか。たしかに世の中には迷信も多いが、古い伝燈をもつ正しい宗教は超合理的ではあっても、決して非合理的ではないのである。そうした正しい宗教の中で、仏教ほど合理的・科学的なものはないと断言できる。その理由の一つとして、「因果」の思想を挙げることができる。
 物には必ず原因と結果の関係がある。偶然ということは因果関係が分らないだけのことで、仏教の考え方からすればそれは必然なのである。私たちの信ずる所は、仏が説かれた諸経の王と言はれる法華経である。この因果を哲学的に徹底して説くのが法華経の教学であり、更にこれを宗教として私たちの心の中に種えつけて下さったのが、宗祖日蓮大聖人の本因下種の妙法であります。
 秋の果は春の開花があってこそ得られるものであり、燈の光は油の補給の如何によって増減し、草木は雨の多少によってその生長に栄枯がある。中国の諺にも、「積善之家有余慶、積不善之家有余殃」とあるではないか。私たちが善根功徳を積めば、必ずや現世後生においてその果報としてのご利益をうけるであろうことは理の当然である。況んや私たちは既に久遠の昔に妙法の題目を下種されているのである。私たちは一心にお題目を唱えることによって、樹木に雨の注ぐが如く、現世安穏後生善処まちがいなきことを信じて、いよいよ強盛に信心をはげみましょう。

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