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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

法華経を信ずる人は冬のごとし 冬は必春となる

解説:山本充彦

法華経を信ずる人は冬のごとし 冬は必春となる

 このお手紙は大聖人が建治元年(1275)5月に妙一尼御前に宛てられたお手紙であります。妙一尼というお方は昔から三説ありまして、一には、日昭聖人の姉で日朗聖人の母妙一女と同人という説と、二には、富木常忍の娘を乙御前とし、妙一女と考え、尼は工藤祐経の娘で印東祐照の妻、日昭聖人の母という説、三には、日昭聖人の母、乙御前、という説がありますが、詳伝は不明となっております。

 「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる」と、法華経を信じている人々は死後必ず仏になるのであるとお諭しになっておられるお手紙であります。

 昔雪山童子という子は、外道には通達していたが仏法に対しては無知な童子でありました。童子が修行している時、大鬼神が現れ「諸行無常・是正滅法」という半偈を語ると童子は大いに悩んで後の半偈を説くように大鬼神に願いました。

 大鬼神は「飢えのため心が乱れて説けない」と返答致しました。童子は「何を食べるのか」と聞きますと「人間の血肉を食う」と答えました。そこで童子は自身の血肉を提供するからというと大鬼神は半偈を「生滅滅已・寂滅為楽」と説きました。

 童子は木や石にその偈を書きつけ、大鬼神の口に身を投げたという、死身求法の例を引き、童子は今の釈尊であり法華経を信じるものは必ず仏になるとお書きになっておられるお手紙であります。

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