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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

我れ日本の柱とならむ我れ日本の眼目とならむ我れ日本の大船とならむ

解説:学林教授・大久保  本修寺住職 田中 靖隆

我れ日本の柱とならむ我れ日本の眼目とならむ我れ日本の大船とならむ

 今月のお言葉はだいしょうにんの最も代表的なご聖句です。

 文永八年(一二七一)十一月、幕府に逮捕された大聖人は斬首をまぬかれ佐渡へ流されました。さんまいどうと呼ばれる死体置き場近くの小さな小屋でゴザやみのをかぶって寒さをしのぎながらお書きになった『開目抄』の有名な一節です。魂からされた、この書を大聖人は形見として欲しいとおっしゃっています。

 このせいがんは大聖人が日本国の中心となって国を導くリーダーになりたいという意味ではありません。ただ人々の苦しみを救済したい、一人一人が幸せに生活できる世の中であってほしいという利他の願い(自分を犠牲にして他人の幸福を願う)を現しています。このように解釈すると近い意味になるでしょうか。

 皆の家が倒れぬよう日蓮が柱となって支えになりましょう。

 皆が道に迷わぬよう日蓮が眼となりましょう。

 皆が苦しみの大海に沈まぬよう日蓮が大船となりましょう。

 当時の高僧と呼ばれる人々には、権力者に従ったり、結託したり、利用したりと民衆の救済とは遠いところにいる者もいました。しかし大聖人はこの誓願を破ることなく、多くの迫害にいながらも民衆救済のための法華経布教にご生涯をささげられました。

 以来、大聖人の流れをくむ宗派では、この誓願を「三大誓願」として受け継いでおります。

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