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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

信心のくさび(轄)に志のあぶら(膏)をささせ給ひて
霊山浄土へまいり給ふべし

解説:西山英仁

信心のくさび(轄)に志のあぶら(膏)をささせ給ひて霊山浄土へまいり給ふべし

 このお言葉は建治三年(一二七七)十二月十七日、五十六歳の大聖人が著された『大白牛車書』の一節であります。

 『法華経』譬喩品では有名な「三車火宅の喩え」が説かれます。そこでは、現実の汚辱に塗れた迷えるこの私達が、恰も、「火宅」の中に身を置き命にかかわる危険に晒されながらも、そのことを認知できずに悠長に遊び戯れる子供に譬えられます。。そして、私達子供を「火宅」から救う目的で、親(お釈迦様)は、外に羊・鹿・牛の三車を用意され、のちに最上の乗り物として「大白牛車」を用意されたのです。

 この「大白牛車」は、私達を唯一「成仏」の道へといざなう乗り物(一仏乗)、つまり、お釈迦様の大慈大悲の教えである『法華経』に喩えられます。

 車がなめらかに前進するためには、車輪が抜けぬよう心棒の端にさされた「轄(くさび)」に、「膏(あぶら)」を注ぐことを忘れてはなりません。それと同じように、私達が、み仏の救いに預かるためには、「大白牛車(法華経)」とのめぐりあい、また、法華経への信という「轄(くさび)」、求道の志という「膏(あぶら)」が大切になります。これらが相俟って、私達は、速やかに、「大白牛車」に導かれ、お釈迦様(本仏)がまします安穏なる世界(霊山浄土)へ至ることができるのであります。

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