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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

迷ふ時は衆生と名づけ悟る時をば仏と名つけたり

解説:鈴木顕正

迷ふ時は衆生と名づけ悟る時をば仏と名つけたり

 このお言葉は、大聖人さまが「南無妙法蓮華経」のお題目を初めて唱えられた立教開宗より間もない建長七年(一二五五)、鎌倉の富木殿に宛てられた『一生成仏抄』の一節であります。

 「一生成仏」とは、他の宗教や宗派でいう「来世成仏」・「未来成仏」・「極楽往生」などの死後の成仏と異なり、お題目を信じ唱えることによって生命ある私達の一生において成仏安心を得るという教えてあります。

 大聖人さまによれば、仏教の教えは死後のためばかりのものではなく、むしろ生きている今世の人々を救うものであり、死後の成仏は生前の生き方の結果として自然にもたらされるものとされます。

 大聖人さまは『立正安国論』に、私達の信心が正しい方向(お題目の信心)に立てば、私達をとりまく今の環境は変わり、安らかな世界(仏国土)が開けてくると教えられました。

 成仏とか仏国土といっても、迷い多い現実のこの娑婆国土を忌み嫌って、他に理想世界を求めるならば、ただの観念論で終ります。

 本門のお題目の正しい信仰によって、同じ迷いのこの娑婆国土が、本仏釈尊の救いに満ちた悟りの仏国土と開かれるのです。そしてそこに住する私達、迷いの衆生も、本仏釈尊の生命を受けつぐ悟りの仏子(仏使)として、再びこの世に蘇生させて頂くのであります。

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