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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より

法華経と申すは一切衆生を佛になす秘術まします御経なり

出展:法蓮鈔(昭定九四四頁)
解説:布施義高 学林教授・青山持法寺裡

法華経と申すは一切衆生を佛になす秘術まします御経なり

 -法華経は、私たちに奇跡をもたらす経典であります。すべての生命を崇高なみ仏の世界へ運ぶ「秘術」をそなえているのです。-
 法華経の本門寿量品で顕される本仏釈尊は、その成道に拠って、あらゆる存在(九界)をみ仏の境地(仏界)に摂取し安住せしむるという、私たち凡夫の観念を絶した不可思議の極理(一念三千)を成就され、それは本門法華経の世界(大曼荼羅)に描き出されます。すべての生命の救いの相貌はここにあるのです。そして、末法に生きる私たちは、南無妙法蓮華経の信心に生きることに依って、おのずから、本仏釈尊の智慧と慈悲の光明に包み込まれ、現実に極理と一つになり、本仏釈尊が成し遂げられた修行(因行)と悟り(果徳)の世界(本因本果)を譲り与えられるという、正に奇跡を頂戴するのであります。
 それ故に、私たちが迷いの此岸から悟りの彼岸にわたるために実践である、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧という六波羅蜜(菩薩行)も、
いまだ六波羅蜜を修行することを得ずといえども、六波羅蜜自然に在前す」-無量義経-
という次元に昇華し、すべてが南無妙法蓮華経への信仰という一事に収められることになるのです。
 このような釈尊の大慈悲の働きかけは、私たち凡夫からすれば、正しく「秘術」という他ありません。私たちは、ありがたく南無妙法蓮華経を受持させていただくのであります。

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